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第3回実験公演を終えて

sfdorama

みなさまおはようございます。主宰の塩足です。

実験公演が終わりまして、いつものように告解室をオープンします。


懺悔します。


今回は、実験公演ということで実験的な試みを行っています。

趣旨は公演情報ブログでも触れていますが、劇団員が演出脚本に初挑戦した内容です。


前回もこういったコンセプトで公演は打っていますが、今回はもう完全にチームを分けて稽古見せ以外は完全別行動としてみました。脚本については、作家性が消えてなくならない程度の改稿を5稿以上させて見ましたが、それ以外は各演出家さんの地力といった感じです。


オムニバス公演の難しさを改めて感じる次第でした。うっすい繋がりで3作が結ばれるかと思いきや「3つの作品を続けてやった」に終わってしまった感が強いところが内心忸怩たる思いです。次はぜひ改善していきたいと思います。


それぞれの演出さんにも、公演にあたってのよしなしごとを書いてもらいましてございますのでここに掲げておきます。


◯「カミガミノタソガレ」作・演出 ま・こんさん

【公演を振り返って】


1、取り組もうと思ったきっかけ


2年半前に久留米に戻って来てからも、演劇に関わっていきたいと思っていました。そして、その1つとして、台本作りと演出を是非やりたい、学びたいと言う思いがあったので関わらせてもらいました。約5年ぶりです。


2、活動していて苦しかったこと


きつかったことは、色々ありましたが、夢中に取り組めたので楽しかった、というのが感想です。その上できつかったこと。

まず、キャストにうまく演出意図を伝える難しさを感じました。特に、反省会で指摘されて気づいたのですが、段取りばかりの助言が多く、人物の気持ちをうまく伝えきれなかったのではと思います。それでも、後述しますが、キャストが試行錯誤しながら役作りに取り組んでくれたことには感謝しかないです。

あと、時短と内容のせめぎ合いがきつかったです。最後は時短あきらめました。反省します。


3、活動していて楽しかったこと


自分だけでは視野が狭い演出しかできなかったところを色々アイディアをもらい、それを一旦受け止め反芻し新しい展開が見えた時、とても喜びを感じました。

また、キャストが自分なりに試行錯誤しながら役作りをしている姿を見るのも楽しかったです。


会場では、ゲネプロと最後の公演を観ましたが、楽しく観ることができました。


4、公演を終えて


繰り返しになりますが、稚拙な台本に関わってくれた役者の皆さんに感謝しかないです。あと、台本に色々助言を頂いた主宰御夫婦、料金が発生するとは知らず、2回も会場下見をさせていただいた劇場スタッフの皆様、就活と被って大変な中音響をしてくれたスタッフ、本当にありがとう御座いました。これからも、演劇に関わっていきたいです。


◯「flare」作・演出 小野俊一郎さん

【公演を振り返って】


1、取り組もうと思ったきっかけ


 今回の作品の元となる台本は、数年前に習作として2ページ程で書いておりました。それを皆さんに読んでもらったところ、好評をいただいたので、いつか公演の舞台に上げられたらなぁと構想を練っておりました折、オムニバス公演という機会を得て、取り組むことになった次第です。


2、活動していて苦しかったこと


 演出として上手くキャストに、自分の考えを伝えることの難しさを実感しました。日頃の稽古でも感じてはおりますが、今回は公演というプレッシャーもありながらでしたので、余計に思うところがありました。実際試行錯誤しながらやってはいましたが、もっとキャストの良い部分を発揮させて上げることが出来たのでは等々、脚本・演出としては反省しきりです。はい。


3、活動していて楽しかったこと


 自分の思い描いたシーンが、舞台装置や演者を通して具象化する瞬間が表現する喜びだと考えます。稽古中、キャストの皆さんと交流を図ることが出来たのも良い機会でした。まあキャストの立場からすると、おっさんの相手するのは疲れたかもですが笑


4、公演を終えて


 しばらく週一で続けていた稽古も終わり、寂しい気持ちもあります。ですが、今回参加していただいたスタッフとキャストが、盛り上げようと一生懸命やっていただいたことについては、ただただ感謝しかございません。本当にありがとうございました。


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